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イロハプラス二条ストーリー

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イロハプラス二条ストーリー

物件が紡ぐ物語


彼が洗濯機を回している音で、目が覚める。


ひとり分のスペースが空いたベッドで大きく伸びをして、ゆっくり起き上がる。カーテンの隙間から差し込む光に目を細め、「ああ、ここは京都なんだなあ」と、夢のような現実を噛み締める。私の頭の中は、まだふわふわしていた。


今日で、この家に住み始めてからちょうど1ヶ月。京都に来てからの毎日はあっという間で、1年なんて一瞬で過ぎてしまいそう。





私たちは、1ヶ月前からお試しで「京都暮らし」をしている。ふたりとも27年間、東京から出たことがなくて、京都は旅行で訪れる「憧れの町」だった。ずっと東京の会社員として働いて、家族ができて、子育てをするんだろうなあ……なんて、当たり前のように思っていたのに。


自分が憧れの京都で、暮らす日がくるなんて。1年前までは、全く想像もしていなかった。


ふたりで京都旅行をした日から、「いつか京都に住みたいね」という話はしていたものの、私も彼も関東にしか知り合いがいないし、京都は住むには少し格式が高い気がして躊躇していた。


何より私は自分の意思で引越しをしたことがないし、最近まわりでも増えている「移住」や「二拠点生活」は、憧れてはいたけど現実的に考えると難しいだろうなあ、と思っていた。


だけど、ふたりで話しているうちに彼が「京都に住む方法を考えよう」と提案し、色々な選択肢の中から、この物件をみつけてきてくれた。


2回目の京都旅行の時にここを実際に訪ねてみると、コミュニティマネージャーの沼田さんという人が親切に色々教えてくれて、「ここなら、安心かもしれないね」と、帰り道にふたりで頷き合った。


最低3ヶ月から住めるという気軽さや、家具家電がついていて、すぐに引越しができるというのもお試し移住に踏み切れた理由だった。




そうして始まった、憧れの京都ふたり暮らし。この1ヶ月、新しい生活や職場に慣れることに精一杯で、お互い忙しなく動いていたから、ようやく休日をゆっくり過ごせるのが嬉しい。


洗濯を終えて部屋に戻ってくる彼に「おはよう」と声をかけて、ふたりで朝ごはんの支度をする。昨日買っておいたパンを食べ、午前中の間にそれぞれの用事を済ませることにした。


午前中は、それぞれやるべきことに取り組む時間、というのが彼との決まりごと。私はもともと朝早く起きるのが苦手なタイプだったけど、彼と暮らすようになってからは朝型の生活にもだいぶ慣れてきた。



彼は今、東京の人材会社に在籍したままフルリモートで働いている。私は、ずっと働いていたIT系の会社を退職して、移住を機に京都の会社に転職した。


いつまで京都で暮らすか分からないのに、こっちの会社に転職するなんてリスクが大きいんじゃないか……と最初は思ったけど、沼田さんにも相談しながらリモートでも働ける会社をみつけられたから、思い切って飛び込んでみることにした。


今までの私だったら、たぶんこんな挑戦はできなかった。人生何があるか分からないなあ、と自分でも驚く。




「そろそろ、ご飯食べに行かない?」


彼の声で、だいぶ長い間画面と向き合っていたことに気づく。実家に住んでいた頃と比べてこの部屋はとても静かだから、つい作業に没頭してしまう。


近くのお店でお昼ご飯を食べてから、京都御所のほうに向かって並んで歩く。ちょうど桜が見頃で、「これが京都の春なんだね」「写真で見てた風景が目の前に広がってるなんて、なんだか信じられないな」としみじみする。


どちらからともなく「そろそろ休憩しようか」と口にして、私たちは前から気になっていた喫茶店へ向かった。座り心地のいい椅子に沈み込み、彼は経営学の本を、私は小説を開く。思い思いに過ごす時間は、日常の中のささやかな幸せだ。


本の感想を話し合いながら、鴨川沿いを歩く。京都に住んだら、鴨川を毎日散歩するのが私たちの夢だった。



今の家からは少し距離があるから毎日とまではいかないけど、「鴨川が見たいな」と思い立ったらすぐに足を運ぶことができるのは、よく考えたらすごいことだなあと思う。


学生たちや家族連れ、色々な人たちの笑い声で賑わう鴨川沿いをゆっくり歩く。これからの仕事のこと、お互いの夢のこと、ふたりの未来のことを語り合っていたら、気づくと空は橙色に染まりかけていた。好きな場所にいると、時間が経つのがほんとうに早い。




スーパーで買い物をして、帰ってふたりで料理をする。キッチンに並んで立っている時が、いちばん「京都で生活している」ことを実感する瞬間かもしれない。


分担して片付けを終えたら、またそれぞれの時間を過ごす。彼はシェアオフィスのスペースで、私は部屋のデスクで。


彼と同棲するのは今回が初めてだったから、気を遣ってお互い疲れないか、正直少し心配だった。だけど、シェアオフィスと寝室が分かれているおかげで、それぞれの時間を過ごすことができる。今のところ、ストレスはほとんどない。


作業を終え、ゆっくりバスタブに浸かって疲れを取る。東京でふたり暮らしをしようとすると、バスタブがあるだけで家賃が高くなってしまうから、私にとっては嬉しいポイントだった。


お風呂から上がり、ハーブティーを淹れたら彼に声をかけに行く。どんなに忙しくても、寝る前にふたりでゆっくり時間を過ごすのは、一緒に暮らし始めてふたりで決めた約束。





彼は地方で会社をつくること、私は好きな場所で自由に働くことが夢だった。あのまま東京で暮らしていたら、どちらも夢のままで終わっていたかもしれない。でも、この物件に出会って、初めて「実現できるかもしれない」と思えた。


私たちは今、ようやくスタート地点に立つことができた。夢を叶えるための旅路は、まだまだ始まったばかり。



これから、どんな景色が待っているんだろう?


不安もある。だけど、ふたりならきっと大丈夫。

「はじまり」をくれたこの家が、私たちの背中をやさしく押してくれるから。




※この記事は、架空の入居者の暮らしを描いたフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。物件設備や近隣店舗などは、2022年5月2日時点の情報に基づいて記載しています。


ライター:岡崎 菜波


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