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chouchou45豪徳寺ストーリー

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chouchou45豪徳寺ストーリー

物件が紡ぐ物語




2年前、私は大学卒業と同時に高知から上京してきた。今はイラストレーターを目指しながら、渋谷の喫茶店で働いている。


勤務地から近くて、のんびり静かに暮らせる町を探していたら、このシェアハウスをみつけた。引っ越してきたのは2週間前で、今日はここに住みはじめてから2回目の休日。


ようやく慣れてきた新しい部屋に、やわらかな光が差し込むのを感じて目が覚める。なんだか今日は、いつもよりよく眠れた気がする。




階段を降りてリビングを覗いてみると、平日だからか同居人たちはもう出勤しているみたいだった。


入居する前、ここにどんな人たちが住んでいるのかは入り口に置いてある「自己紹介ボード」で知った。今は会社員の人が多いみたいで、みんな朝が早くて夜は遅い。


喫茶店で働いている私は生活リズムがほかの人と違うから、朝の時間帯に家の中で誰かと会うことは、今のところほとんどない。



今日も、光の差し込む広いリビングをひとり占め。今日はゆっくり、ここで朝ごはんを食べてから出かけよう。




家のまわりを少しお散歩しながら、目的地のカフェに向かう。駅のほうに向かって歩いていると、世田谷線の路面電車が目の前をちょうど通り過ぎていくのが見えた。地元の高知を思い出すのんびりしたこの町の空気が、私はけっこう気に入っている。


大学を卒業してからすぐに上京しようと思ったのは、プロのイラストレーターになるという夢を叶えるため。東京には知り合いもいないし、都会は苦手だし、正直不安もあった。


だけど、家探しをしている時にこの町に出会って、「ここなら、私のペースで暮らせるかもしれない……!」と、直感的に思った。今振り返ってみると、運命的な出会いだったなあ。



数ヶ月前のことを思い返しながら、気になっていたWi-Fiがあるカフェに入る。シェアハウスでも無料でWi-Fiが使えるから、普段は家で作業をするんだけど、今日は休日だからちょっと気分転換。


実は最近、Instagram経由で少しずつイラストを描く仕事の依頼が増えてきている。今はまだ駆け出しだけど、一つひとつの仕事に丁寧に向き合って、いつか私の作品を多くの人に見てもらえるような機会をつくりたい。よし、今日はここで、たくさん描くぞ。




作業に集中していたら、すっかり時間が経っていた。だいぶ長居しちゃったな。駅前のスーパーで食材の買い出しをして、家に帰ろう。


1週間分の食材の買い出しも完了。毎週、予算内で食材を買うことにも少しずつ慣れてきた。高知に住んでいた頃はスーパーが遠かったけど、ここは駅からも家からも近いから、いつも本当に助かっている。


地元と比べて、東京は物価が高いのが少し辛いけど……今はシェアハウス暮らしだから、何とかやりくりできている。今の物件に出会えたことに、感謝しなくちゃ。



あ、そういえばこのお店、シェアハウスでもらったMAPでも紹介されてたな。豪徳寺の招き猫にちなんだ、もなかのお店……ちょっと気になる。今日は休日だし、1週間のご褒美に甘いもの、食べてもいいよね。買ってみようっと。




「ただいま〜。」


玄関に荷物を置いて靴を履き替えていると、ちょうど靴箱からスニーカーを取り出している同居人とばったり会う。


「おかえり。仕事が終わったから、ちょっと歩いてくるね。」


爽やかな笑顔で扉を開ける彼女は、私よりも3つ年上のお姉さん。最近はリモートワークが多いらしく、夜はウォーキングに出かけることが多い。


彼女が出ていった後、キッチンにはまだ誰もいないみたいだった。先にキッチンを使って、夜ご飯をつくろう。


あっ、リビングもキッチンも朝より綺麗になってる。スタッフさんが清掃してくれたんだ。こういうところも、このシェアハウスのいいところなんだよね。ピカピカのキッチンだと、料理をするのも気分が上がる。


洗い物も終わったし、ちょっとひと休み。お風呂にお湯を溜めている間に、さっき買ったもなかでも食べようかな。へえ、ここのは自分で餡を詰めるタイプなんだ。面白いなあ。



あんこがぎっしりで、おいしい。見た目も可愛いし、後でこのもなかのイラストを描いてみようかな。


あ、お風呂が沸いたみたい。




ゆっくりお風呂に入ると疲れが取れるなあ……。


実家では毎日湯船に浸かるのが習慣だったから、ひとり暮らしでも、できれば大きめのバスタブがある家がいいなあと思っていた。


家では集中して作業したいし、人が多い場所は苦手だから、家探しをはじめた当初は「シェアハウスに住む」という選択肢が私の中にはなかった。


だけど、費用を抑えられる上に、鍵付きの個室でプライベートな空間がちゃんと確保されているこのシェアハウスを見つけて、「ここならちょうどいいかもしれない」と思った。



オリジナルの周辺MAPも、東京のことをあまり知らない私にとってはとても助かっているし、ひとりでも町を楽しめるのが嬉しい。


さっき食べたもなかのお店がある場所に印をつけながら、周辺のお店を眺める。次のお休みは、近くの珈琲屋さんに行ってみようかな。


ここに住んでいる間に、世田谷線沿いのカフェをイラストで描いて、Instagramで紹介していってもいいかもしれない。気になるお店もたくさんあるし、少しでもお仕事につながったらいいな。わくわくする気持ちが膨らんでいく。明日、計画を練ってみよう。




この部屋も、2週間経ってようやく理想に近づいてきた。私のこだわりが詰まった、お気に入りの部屋。ここで私は、夢に近づいていくんだ。


一歩ずつ、私のペースで。





※この記事は、架空の入居者の暮らしを描いたフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。物件設備や近隣店舗などは、2022年4月14日時点の情報に基づいて記載しています。


ライター:岡崎 菜波


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