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キルシェ桜新町ストーリー

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キルシェ桜新町ストーリー

物件が紡ぐ物語



私は、渋谷にあるWeb系の企業でマーケターとして働いている。今は繁忙期。もうすぐマネージャーになれそうな時期というのも重なって、ここへ来てからは仕事漬けの日々を送っている。

今の仕事は好きだから、少しくらい忙しくても平気。むしろ、半年前に別れて同棲解消した恋人のことを考える隙もなくて、ちょうどいい。


彼とは趣味が合うし、仲も良かったほうだと思う。だけど、今年に入ってから私の仕事がかなり忙しくなって、気づいたらすれ違っていた。


別れたばかりの頃は少し寂しかったけれど、その感情も、時間が経つにつれて次第に薄れてきている。そして半年が経とうとしている今、彼との暮らしよりもここでの生活のほうが、自分の身体に馴染んできている気がする。


私がこんなにも仕事を優先しているのには、理由がある。35歳までには独立して、自分の名前で仕事がもらえるようになりたいから。今は会社の看板を背負って働いているけど、そうじゃなくて、「あなたにこの仕事をお願いしたい」と言われるようになりたい。


だから新卒で入社したこの会社では、同期の誰よりも日々勉強と挑戦を続けてきた。最近は一人前として認めてもらい、大型クライアントもひとりで任されるようになっている。


「独立する」という夢を叶えるまでは、できるだけ自分のことに集中できる環境で暮らしたい。そう思って、初めてのひとり暮らしは、通勤時間が短く、暮らしのサポートもあるシェアハウスでの生活を選んだ。




今日は久しぶりの週末だから、本当はもう少し寝ているつもりだったけど、いつものように7時前には目が覚めてしまう。1日が長くなったような気がして、なんだか得した気分になるから、週末の早起きは嫌いじゃない。


リビングのカーテンを開けると、明るい光が差し込んでくる。最近は朝から晩まで仕事をしていたから、久しぶりに陽を浴びることができて嬉しい。身体が光をぐんぐん吸収して、全身に行き渡ってゆくのを感じる。


土曜日の朝早い時間のせいか、まだ誰もいないダイニングテーブルの定位置に座る。ゆっくり朝ごはんが食べられる休日の幸せを噛み締めながら、今日は晴れているから、お布団でも干そうかなあ、なんて考える。


物件を探していた時は、「シェアハウス」と聞いて、共同生活や設備に問題はないのか、正直不安だった。だけど、個室ではプライベートな空間が守られていて、設備も全く不自由なところがなく、想像よりも快適な日々を過ごしている。


スタッフさんが日中に清掃をしてくれるから家の中はいつも綺麗だし、こうしてお布団が干せるのも嬉しい。何不自由なく生活できるこの環境は、今の私にはぴったりだ。




今日は完全にオフだから、日頃の運動不足を解消するために、町を歩こう。そう決めて大通りに出ると、休日だからか家族連れが多くて賑わっている。


ふと真上を見ると、通り沿いに並んで咲く、八重桜の濃いピンク色が目に入る。ここへ来たばかりの時、毎日のように落ち葉の絨毯の上を足早に歩いていたことを思い出す。あの時は、ただひたすら前に進むことだけを考えていたなあ。


あれから、半年。気づいたら寒い冬が過ぎて、春ももうじき終わろうとしている。季節はこんなにも早く進むけど、私もちゃんと、前に進めているのかな。





お蕎麦屋さんでお昼を食べて、スーパーに向かう。最近、健康的な食事ができていなかったから、今日は野菜を買って帰ろう。荷物が重い時でも、家が近いのは本当に助かるなあ。


スーパーで買ってきた食材を冷蔵庫に詰め、今日の晩ご飯と来週のための常備菜をつくっていると、次第に心も落ち着いてくる。手を動かしていると無心になれてリラックスできるから、料理はわりと好きだ。


一通りの家事が終わって、夕方にまた外に出る。外はぽかぽか暖かくて、薄手のカーディガンを羽織って歩けるくらいの気温に、心もなんだか前向きになる。


引っ越してきたばかりの時、シェアハウスの「周辺MAP」で知ってよく通っていた、あのカフェにでも行こうかな。いつも夕方はわりと空いてるし、ひとりでゆっくり過ごせるから、大好きな場所。





ああ、なんだか心が満たされたなあ……。


おいしい珈琲を飲みながら、お気に入りのノートに日々の振り返りやこれからの人生計画を書いている時間が、一番落ち着く。静かな空間で自分の心と向き合っていると、「大丈夫。私はちゃんと、前に進んでる」って安心できる。


入る前よりも軽やかな足取りで、お店を出て家に向かう。外はもう深い青色に染まっていて、遠くのほうにうっすら三日月が見えた。




散歩に出る前につくっておいた常備菜とスープでお腹を満たして、ちょうど空いていたお風呂に入る。こんな風にゆっくり湯船に浸かるのも、2ヶ月ぶりかもしれない。


最近の私って、そんなに忙しくしてたんだなあ……。自分でも、ちょっと驚く。もう20代後半だし、健康にもちゃんと気を使わないとなあ。





お風呂でゆっくりしたら、だいぶ疲れも取れた気がする。部屋に戻る途中、隣の部屋の住人とすれ違って、「おやすみ〜」「おやすみなさい」と声を掛け合う。


近すぎず、遠すぎないこの距離感が私には心地よくて、穏やかな気持ちで自分の部屋の扉を開ける。


今日は少しだけ読書をして、早めに寝よう。日曜日とはいえ、毎日続けている読書は欠かせない習慣。


ひとりの時間を邪魔されないのも、本当にありがたいなあと思う。みんなきっとそれぞれの部屋で、思い思いの夜を過ごしているんだろうな。


今までは、仕事で疲れたり、将来について不安に思ったりした時は、彼を頼っていた。今はひとりだけど、ここへ来てからの私は、自分で自分の心を守れるようになった。それは、私が私らしくいられるこの町と、この部屋のおかげなのかもしれない。




頑張りすぎたら、ちょっと休憩すればいい。


明日も私らしく、目標に向かって努力を積み重ねていこう。




※この記事は、架空の入居者の暮らしを描いたフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。物件設備や近隣店舗などは、2022年4月14日時点の情報に基づいて記載しています。


ライター:岡崎 菜波


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